梅雨から夏
6月頃にやってくる梅雨は雨が降るので、屋外でお仕事をする人はお休みになることも多いのではないかと思われます。 雨でずぶ濡れになった壁を塗装するのは難易度の高い作業になるので、外壁塗装でも雨天中止となる日が多いでしょう。 そんな日が続けばそれだけ工期も延びるので、7日間の作業で完成する予定だとしても天候に恵まれず土日込みで15日かかった、なんてこともあります。 休みたくて休んだりさぼっているのではなく、天気のご機嫌次第でその日に仕事ができなくなってしまう、そんなリスクを抱えるのが梅雨シーズンです。 梅雨が終わって夏がやってくるまでの涼しいうちは割りといい具合に作業を進行させることができるので、この時期の依頼も多いようです。 目安としては7月初旬、遅くともお盆休みまでには終わらせて欲しいという注文が多数だそうで、春に次いで外壁塗装の業者さんも大忙しになる時期です。 暑くなっても住宅内でエアコンを稼動させられるなら住民にとって不都合はなく、作業者の身体的負担は大きくなりますが依頼者はそこをあまり考慮する必要もないのでお盆の連休前に依頼も集中するのでしょう。 ただしエアコンを使用しないご家庭だと、塗装中は窓を閉め切っての作業になるのでかなり辛い思いをさせられそうです。 全ての窓を閉ざしても問題ないこと、これが外壁リフォームの時期選びではポイントになることもありそうです。
食欲の秋
あらゆる食材がおいしくなる秋も外壁塗装が活発になるシーズンです。 9月、10月なら湿度も高くはなりませんしほどほどに涼しくて作業者も必要以上に負担を強いられることもなく、快適な環境下で業務を遂行できます。 なんでもおいいしいので朝食には自作のオニギリを食べて、お昼にはコンビニで買ったオニギリを5つ食べて、朗らかな気分でペンキを塗ってくれそうです。 ただし日が暮れるのも早いため実働時間は夏や春よりも短くなり、3時のおやつにオニギリを食べる余裕はないかもしれません。 早ければ5時前には撤収の準備を開始するので、3時にのんびり休憩しているとすぐに終業の時間となってしまいます。 その分余裕を持ってスケジュールを組めばいいので日没の時間が早くても対応は簡単ですが、人件費や所要日数はかかってしまうと考えておきましょう。 あとは台風が接近してくると大きく予定が狂うこともあり、こればかりは諦めて過ぎ去るまでおとなしく中断するしかありません。 強風の中で何メートルもある足場の上で作業するのは危険ですので、急いで完了させたくても作業者に無理をさせてはいけません。 建物の中でマツタケゴハンで作ったオニギリでも食べて英気を養いましょう。 白米なら中に入れる具について皆でわいわい相談して決めて、台風が去るまではオニギリパーティーを開催して楽しむといいですね。
寒さ厳しい冬
秋以上に日が沈むのが早い冬は、1日に進められる工程が少なくなるので余裕のある計画を立てないとすぐに延期の繰り返しとなるでしょう。 夏場と比較すると午後の作業時間が半分近くに減少するので効率のよい手順を踏まないと、いつまでたっても終わらない感が漂ってきそうです。 太陽が傾いてきたら後片付けをして帰り支度をするので、3時のおやつに菓子パンを食べることはこのシーズンはやめておいたほうがよく、家主さんもあまり差し入れをしないほうがいいかもしれません。 寒いのなら温かいお茶を差し入れたりはいいでしょうが、コーラやスポーツドリンクはトイレが近くなるのでアウトです。 汗も体表から蒸発しにくいので摂取した水分はトイレに排出する割合が高くなり、飲めば飲むほど頻尿となるのです。 業務に差しさわりのない程度の水分補給、凍える身体を温めるための温かい飲み物は必要ですが、自分がいた家の中と同じ感覚でキンキンに冷えたファンタやレモネードを差し入れするのは相手を不幸にするかもしれません。 雨はあまり降りませんが雪の多い地域だとそれで工期が伸びることもあり、大雪で積もるようなら最悪一ヶ月以上外壁塗装を進められなくなる場合もあります。 雪国といえそうな地域なら12月に入ってからの開始はちょっと考え直して、春を待ってからにしたほうが無難でしょう。