見積りの依頼
いきなり業者を決めて料金も確認せずに仕事を依頼するのは危険すぎるので、まずは複数の業者に見積りを出してもらうことから始めます。 現場を視察してどんな作業内容になりそうか、料金はいくらほどになるかを相談して見積りを提示してもらいましょう。 1社目で納得のいく打ち合わせができるかもしれませんが、念のため3社ほどから見積りをもらっておくとおよその相場も把握できます。 その中から一番信用できそうな、料金もリーズナブルな業者を選定するのですが、自分ひとりで決められないのなら家族の中で人生経験の豊富な方にも相談してどこにするかを決定しましょう。 「こっちもいいけどあっちもいいしひとつに決めなれないよ」とさんざん迷うかもしれませんが、どこかひとつに決めて作業を開始してもらわないことにはいつまでたっても汚れて痛んだ外壁はそのままです。 ひび割れたり劣化したまま放っておくと家屋の内部まで損傷することもあるので、劣化の進行具合によっては速やかに業者選びをしなければヤバイことになります。 時間に余裕があればチョーキング現象やクラックも発生していないし今すぐ決めなくてもいいや、と落ち着いて選定作業を進められますが、そうでなければ頼りがいのある人にアドバイスをしてらいつつ早急に選ばなければなりません。 外壁塗装も前もって計画を立てておけば安心ということですね。
打ち合わせ
数社に見積りのを出してもらう段階である程度の条件や希望は伝えてあるとは思いますが、候補が絞れてきたらより入念な打ち合わせをする運びとなります。 作業はいつ頃から始められるか、どんな色(カラー)が選択肢になるか、何人が塗装に携わるのか、そうしたことも話し合って金額にも納得したら、契約書を作成してもらいましょう。 これまでの打ち合わせ内容に満足しているからそのままサインする、というのは男らしくてかっこいいかもしれませんが、後からトラブルの原因になる場合もあるので契約書に書かれている文章を一字一句漏らさず熟読してからサインするようにして下さい。 ただ熟読すればよいのではなく記載されている内容も充分把握してから、です。 もし理解できないことがあれれば遠慮なく質問をぶつけ、自分に不利になったり打ち合わせとは違うことが書かれていたら訂正するよう求めましょう。 もし担当者から聞いた話とは違う契約内容になっていた場合、気付かずにサインしてしまったらその書面に書かれている事が優先されてしまいます。 あとから「話が違う、おかしいじゃないか!」と文句を言っても、契約書の内容通りに物事を進められたのならこちらの苦情は一切聞き入れられません。 これはハンコを押す前にしっかり確認しなかった人が悪いのです。
外壁塗装着工
契約を交わしたらいよいよ着工を待ちますが、当日までにご近所へしばらくは迷惑をかけるかもしれないと挨拶をしておきましょう。 期間中は業者の出入りで通行の邪魔になったり、なにかと不便を強いるかもしれないのでこうした配慮が求められるのです。 ここまでにどれだけの日数がかかるのかはケースバイケースなので一概にはいえませんが、見積り依頼から一ヶ月もかからないと思われます。 工事はまず足場作りから始まります。 たまに見かける、住宅の周囲を鉄パイプで囲んでシートで覆うアレです。 べつに作業内容を秘匿するためにシートを使うのではなく、作業中に発生するなにかしらが外部へ飛び散らないようにこうしてガードをするので、内部が気になるからとシートを捲って覗き見するのはほどほどにしておきましょう。 隠すほどのことが行われているわけでもなく、見ても面白いものではありません。 普通に高圧洗浄や下地補修などの作業をしており、下地調整が終わったら養生して塗装を進めていきます。 全て終わったら塗り忘れがないか家主とチェックをして、問題なければ完了、足場を撤収して作業は終了になります。 作業自体はスムーズにいけば1週間程ですが、複雑な形状をしていたり何度も塗り忘れを指摘されるような業者だとその倍かかることもあります。